スカイライン | 高い走行性能を目指しボディを切り詰めた
1957(S32)年にデビューした初代から数えて8代目となるスポーティセダン。先代が居住性と走行性能の両立を目指したのに対して、このR32は明確に走りにこだわったモデルだ。4ドアモデルながら後席の居住性にやや難があり、販売台数では大きなハンディとなった。だが、4輪マルチリンクサスペンションなどクーペと同じメカニズムを備え、走りは普通のセダンとは一線を画す。エンジンは伝統の直6を搭載。2Lは215psを発生するターボに加えDOHCとSOHCを、さらに1.8Lの直4もラインナップ。ミッションは5MTと4AT。駆動方式はFRと2Lに4WDモデルが設定される。(1989.5)