【新型車】新型マクラーレン アルトゥーラ スパイダー登場! ハイブリッドオープンエアの刺激を満喫せよ!
カテゴリー: マクラーレンの新型車
タグ: マクラーレン / オープンカー / アルトゥーラ / EDGEが効いている
2024/03/01
ハイブリッドなのに超軽量! これがマクラーレンだ!
マクラーレンは、2月27日にハイパフォーマンス ハイブリッド パワートレインを搭載する初のコンバーチブル、アルトゥーラ スパイダーを発表した。
新型アルトゥーラ スパイダーは、パワー、パフォーマンス、ドライバーとの一体感が大幅にアップグレードされている。さらに五感を刺激するオープントップドライビングの楽しさを組み合わせた次世代スーパーカーとなる。
搭載するパワートレインは、3L V6ツインターボにモーターを組み合わせることで総出力700psを絞り出す。マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャーと呼ばれるプラットフォームの採用により、最軽量モデルの乾燥重量はたったの1457kg(クーペ比+62㎏)と、ライバルのオープンモデルに比べても軽量なボディとなっている。
軽量化の恩恵は0-100km/h加速3.0秒、最高速度330km/hに達するスペックにも表れていると言っていいだろう。また、8速トランスミッションのキャリブレーション変更と新たなプレフィル機能によって、変速スピードは25%も向上しているという。つまり、オープンエアに加えて鋭い変速とクーペにも劣らないスポーツ走行も楽しめるという訳だ。
なお、搭載されるハイブリッドコンポーネントは、88kgのバッテリーパックと15.4kgのEモーターを含め、総重量はわずか130kgに抑えている。バッテリーは、冷却レールを使った冷媒冷却方式で、電力を車両後方からフロントの補機類に伝送する配電ユニットも含めたアッセンブリーは、構造の一部を成すカーボン・ファイバー製フロアにマウント。このアッセンブリーをモノコックのリア底部にボルト付けすることで、剛性や重量配分、衝突保護性能を最適化しているという。バッテリーパックは5個のリチウムイオン・モジュールで構成されており、実効容量は7.4kWh、EV航続距離は33kmとなる。
走行モードは、電力のみで走行する「EVモード」の他3種類から選択できる。作動させるとダンパー調整によってボディ制御のレベルが変化する。デフォルトモードの「コンフォート」から「スポーツ」「トラック」と変更するにつれ減衰とハンドリングの反応が強まるセッティングだ。各モードは、インストルメント・ビナクル上部にある2個のロッカースイッチのひとつで選択が可能。
また、サーキットでのパフォーマンスを最適化するローンチコントロール・システムに加え、新たな「スピニング・ホイール・プルアウェイ」(ホイールスピンさせる発進)機能も標準で装備。この機能により、静止状態からスロットルを大きく踏み込んだ際にドラマチックなホイールスピンも許容するとのこと。
以下、マクラーレン・オートモーティブ APAC・中国担当 マネージング・ディレクター ポール・ハリス氏の談話。
「新しいアルトゥーラ スパイダーは、マクラーレンの先駆的なエンジニアリングの粋を結集させ、これまでで最も魅力的なハイパフォーマンス・ハイブリッドとして誕生しました。コッツウォルズのなだらかな丘陵地帯をクルージングするときも、ビクトリア州のグレート・オーシャン・ロードのカーブを駆け抜けるときも、ひとたびアルトゥーラ スパイダーのルーフをオープンにすれば、ドライバーとパッセンジャーの双方にとってエキサイティングなオープンエアの環境とダイレクトにつながる刺激がドライビングエンゲージメントを高め、まさに最高の体験となるでしょう。
またアルトゥーラ スパイダーのEモードによる、まるでステルスのような静寂は、市街地を楽しむ際には、心強いパートナーとなるはずです。もちろんサーキットでは妥協することのない、純粋なスーパーカーのパフォーマンスと圧倒的な爽快感をご提供します」
新型アルトゥーラ スパイダーは、一般道を静かに走るシーンから公道でオープンエアを味わいながら気持ちよく流すようなドライブ、そしてサーキットの全開走行でもてるポテンシャルをフルに発揮して楽しむことができるような贅沢な1台となっていそうだ。
なお、車両本体価格は英国価格で22万1500ポンド(日本円換算約4200万円)から。
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